忘れられない出来事…
もう3~4年ほどになるだろうか、今も忘れられない出来事がある。
私の家は、田んぼの真ん中の長い一本道を通らなければ帰れない。
20時頃その道を車で通ると、対向から車が来た。どちらかが脇の泥道によけないと車は通れない。どうやら相手は初心者のようで仕方なく私が脇の泥道に車をよけた。対向車は、クラクションもならさず、そそくさと通りすぎて行った。
車が行ってしまったのを確認して本道に戻ろうとすると、タイヤが滑る。
私「やべっ!はまったか!」・…・…・…思った時には、遅かった。
私「そういや、さっきまで雨が降ってたんだよなあ…」
携帯で助けを呼ぼうとしたが、電波が届かないポイントだった。
仕方ないので、自力で何とかしようと、車の中にある雑誌やら何やらいろいろ出してタイヤに挟んでみるが、タイヤは空回りして全く駄目…
泥だらけになりながら、数分が経過。
対向からまた車が来る。
今度は土建屋風のガラの悪いおっさん。
おっさん「あんちゃんどうした?はまったか?助けてやろうかあ?」
私「いいんですかあ!」
おっさん「まってろ。ワイヤもってくるから!」
私は、「人は見かけによらんなあ~、ラッキー!!これで助かる!」と思った。
しかし、待てど暮らせどおっさんは来ない。
もう、20:30を回っている。おっさんは、20分以上来ない。
私「人は信用できないなあ…」と内心がっかりする。
再び、一人で頑張る。
しかし、車は空回りばかりして出る様子がない。むしろ、タイヤは地中深くもぐってしまっている。
おっさん以外にも、何人もの人が通り過ぎたが、誰も声をかけてくれる人はいなかった。
20:45頃、二人乗りした高校生が、私をじろじろ見ながら通り過ぎる。
一人は学生服を着崩した今風の学生。もう一人は、金髪でピアスをしてちゃらちゃらした感じ。勿論、ズボンはハンケツ…
私の車のすぐ後ろに止まる。
私「ヤベッ!親父狩りか…最近物騒だからなあ…」少し身構える。戦闘態勢も考える。
高校生「手伝いましょうか?」
靴を脱ぎ、泥の中に入ってくる。私は心底自分を恥じた。人を見た目で判断した自分を…そして、二人は車を押してくれる。
しかし、車は出ない。
真っ暗で、何が何だかわからないが、月明かりで、高校生が泥で汚れているのはわかった。私は、ありがたいと思いながらも、なかなか出ない車に申し訳なくも思った。
もう21時になっていた。
どうしようかと、高校生と話していると、さっきのガラの悪いおっさんが、何やらでかい車で来てくれた。
ガラの悪いおっさん「やっぱでないかあ~」
おっさんは、そそくさとワイヤーを結び、車で牽引する。
高校生が車を押してくれる。
ものの数分で車はあっさりと本道にでた。
私は車を飛び降り、高校生にお礼を言う。
お返しがしたくて、名前を聞くが、
高校生「しがない高校生ですから…こんな遅くまでいたのを学校に言われたら困るんで…」とさっさと自転車に乗って行ってしまった。
すぐさま、ガラの悪いおっさんのところへ行く。おっさんに名前を聞くが教えてくれない。
おっさん「あんちゃんなあ、知らない人に名前教えたらダメだって習わなかったか?」苦笑いしている私を見て、にやにや笑っている。
おっさん「じゃあ、あんちゃんが困っている人みかけたら助けてやってちょうだいよ。」
そう話すと、おっさんもさっさと行ってしまった。
泥だらけの私と車だけがぽつんと残った。
なんだか、キツネにつままれたような時間だった…
とても、月が明るくて、とても心があたたかくなる夜だった…
私の家は、田んぼの真ん中の長い一本道を通らなければ帰れない。
20時頃その道を車で通ると、対向から車が来た。どちらかが脇の泥道によけないと車は通れない。どうやら相手は初心者のようで仕方なく私が脇の泥道に車をよけた。対向車は、クラクションもならさず、そそくさと通りすぎて行った。
車が行ってしまったのを確認して本道に戻ろうとすると、タイヤが滑る。
私「やべっ!はまったか!」・…・…・…思った時には、遅かった。
私「そういや、さっきまで雨が降ってたんだよなあ…」
携帯で助けを呼ぼうとしたが、電波が届かないポイントだった。
仕方ないので、自力で何とかしようと、車の中にある雑誌やら何やらいろいろ出してタイヤに挟んでみるが、タイヤは空回りして全く駄目…
泥だらけになりながら、数分が経過。
対向からまた車が来る。
今度は土建屋風のガラの悪いおっさん。
おっさん「あんちゃんどうした?はまったか?助けてやろうかあ?」
私「いいんですかあ!」
おっさん「まってろ。ワイヤもってくるから!」
私は、「人は見かけによらんなあ~、ラッキー!!これで助かる!」と思った。
しかし、待てど暮らせどおっさんは来ない。
もう、20:30を回っている。おっさんは、20分以上来ない。
私「人は信用できないなあ…」と内心がっかりする。
再び、一人で頑張る。
しかし、車は空回りばかりして出る様子がない。むしろ、タイヤは地中深くもぐってしまっている。
おっさん以外にも、何人もの人が通り過ぎたが、誰も声をかけてくれる人はいなかった。
20:45頃、二人乗りした高校生が、私をじろじろ見ながら通り過ぎる。
一人は学生服を着崩した今風の学生。もう一人は、金髪でピアスをしてちゃらちゃらした感じ。勿論、ズボンはハンケツ…
私の車のすぐ後ろに止まる。
私「ヤベッ!親父狩りか…最近物騒だからなあ…」少し身構える。戦闘態勢も考える。
高校生「手伝いましょうか?」
靴を脱ぎ、泥の中に入ってくる。私は心底自分を恥じた。人を見た目で判断した自分を…そして、二人は車を押してくれる。
しかし、車は出ない。
真っ暗で、何が何だかわからないが、月明かりで、高校生が泥で汚れているのはわかった。私は、ありがたいと思いながらも、なかなか出ない車に申し訳なくも思った。
もう21時になっていた。
どうしようかと、高校生と話していると、さっきのガラの悪いおっさんが、何やらでかい車で来てくれた。
ガラの悪いおっさん「やっぱでないかあ~」
おっさんは、そそくさとワイヤーを結び、車で牽引する。
高校生が車を押してくれる。
ものの数分で車はあっさりと本道にでた。
私は車を飛び降り、高校生にお礼を言う。
お返しがしたくて、名前を聞くが、
高校生「しがない高校生ですから…こんな遅くまでいたのを学校に言われたら困るんで…」とさっさと自転車に乗って行ってしまった。
すぐさま、ガラの悪いおっさんのところへ行く。おっさんに名前を聞くが教えてくれない。
おっさん「あんちゃんなあ、知らない人に名前教えたらダメだって習わなかったか?」苦笑いしている私を見て、にやにや笑っている。
おっさん「じゃあ、あんちゃんが困っている人みかけたら助けてやってちょうだいよ。」
そう話すと、おっさんもさっさと行ってしまった。
泥だらけの私と車だけがぽつんと残った。
なんだか、キツネにつままれたような時間だった…
とても、月が明るくて、とても心があたたかくなる夜だった…
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