高楊枝MIND

『武士は食わねど高楊枝』そんな気概を持って生きたいです。

親父が死んだ…⑤

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一日が早い…


1度会社に出たりして、たまっていた案件など処理する。


正直に状況を話したせいか、同僚も私になんて声をかけてよいのか困っている様子。

笑って、話すよう心掛ける。




…・…・…・・・

私は、お通夜や坊さんを呼ぶとかは全くしないで密葬で家族で送ることだけに集中した。勿論、戒名なんてものもいらない。


火葬前日、父の体は包帯でぐるぐる巻きにされていた。顔の化粧もかなり厚かった。
そのおかげで、私が警察署でみたインパクトはなくなっていた。
ただ、よく見ると、顔の一部の皮がはがれていたり、首と顔の色の落差が激しかった。

でも、全体的にはそんなに気にならない程度であった。




…・…・…・・・

火葬当日。
最後のお別れと言うことで、顔を見ると化粧から血がにじみ出ていた。
あれだけ厚く化粧したのにな…
どうも再度化粧をしてくれるが、どうにもならないらいしく、出血のひどい個所を布で覆うことになった。


最後に火葬場へ送る際には、町会長さんが前日に引き続き来てくれた。「今日は個人として来た」と話してくれた。
また、父の知人たちも来た。

家族だけで送ろうとしたものの、最終的には良かったと思っている。

父の昔話に花が咲く。
父の人柄や日常生活が垣間見れた…

父を偲ぶ良い時間だったと思う…



火葬場は、母の時以来だ。

遺体と最後の別れを告げ、焼場に棺が入って行く…



遺体は、1時間ほどで骨になって帰ってきた。

遺体を入れた場所から、父が出てくる。
母の時は、骨が粉々でよくわからなかったが、父は人型に骨が出てきた。
遺骨からは、すごい熱感が伝わってきた。

遺骨は別室に運ばれ家族で骨を拾った。

担当している人が、お決まりの喉仏の話をしていた。

足の骨から拾う。大たい骨がしっかりと残っていた。
父は、骨の量が多いのか骨壺から骨がはみ出ていた。特に大たい骨は、骨壺からはみ出ていたので、担当の人がガリガリとつぶして押し込んでいた。「骨があんなに簡単に砕けるほど高温で焼却するんだなあ…」と妙に感心してしまった。

最後に、喉仏を鎮座させて、頭蓋骨をその上から順番に重ねた。
私は父の眼鏡を持ってきたので、骨壺に一緒に入れてもらった。


…・…・…・・・


父の死から、遺骨になるまで忙しかったが、終わってしまうとあっけなく終わったような気がする…


これから、実家に遺骨を持って行く。実家で、ご焼香の時間を設定する予定だ。

まだ、今日は忙しい…